通信のZ会プログラミング講座は意味ない?口コミ・料金・特徴を徹底解説

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この記事の著者

こどもプログラミングNet編集長

ぷぷママ

プロフィール

小学校教員・エンジニア両方の経験を持つ一児の母。プログラミング教室・ロボット教室に通わせたら良いか悩む保護者の方に役立てばと2023年に「こどもプログラミングNet」を開設。実際にお子さんを通わせていた保護者の方にインタビューをして「生の声」を集めることにこだわって記事を作成しています。

この記事で解決できること

2020年度から小学校でプログラミング教育が必修となり、「プログラミングを学ばせたい」と考える家庭が増えてきています。

しかし、プログラミング教室やロボット教室は費用が高く、年間20万円以上かかることも珍しくありません。

そこで注目度が高まっているのが、通信教育で有名なZ会プログラミングコース。通学型と比べて費用が安いのが特徴ですが、「通信教育でやっても意味ないんじゃない?」「安かろう悪かろうじゃないの?」と気になりますよね。

本記事では、Z会プログラミング講座の特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説します。

独自に調査した口コミ評判も紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。

>>すぐにZ会のプログラミング講座の口コミをチェックする

プログラミングに興味がある小学生におすすめ

当サイト「こどもプログラミングNet」がおすすめする小学生向けプログラミング教室(2024年版)はこちらの記事で紹介しています。

無料で体験できるプログラミングスクールを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

元小学校教員が厳選!小学生向けプログラミング教室おすすめ3つ

Z会プログラミング講座の特徴・料金

Z会の4つのプログラミング講座の特徴は以下の表の通りです。

プログラミングはじめてみる講座プログラミングみらい講座 with KOOV®Z会プログラミング中学技術活用力講座(教科実践編)Z会プログラミング中学技術活用力講座(コンピュータ活用編)
対象学年幼児年長〜
小学2年生
小学1年生〜
小学4年生
小学5年生~
中学3年生
小学5年生~
中学3年生
料金月額2,057円月額6,200円月額4,114円月額4,675円
受講期間3ヶ月3年間3ヶ月12ヶ月
学習内容プログラミングブロックの組み立てKOOVでロボットやプログラム作り・情報社会の必須知識
・Raspberry Pi 400を使ったプログラミング実践
Raspberry Pi 400を使ったプログラミング・コンピュータ活用スキル・データサイエンス
※料金は税込

それでは、それぞれの講座について詳しく解説していきます。

プログラミングはじめてみる講座

「プログラミングはじめてみる講座」は、幼児年長〜小学2年生が対象の、知的好奇心を刺激し楽しみながらプログラミングの基本を学ぶコースです。

このカリキュラムは3つの段階に分かれており、3ヶ月の期間をかけて、少しずつプログラミングの概念を理解していきます。

講座を通してプログラミングの基本的な「プログラムは上から順に実行される」という考え方をインプットしていきます。

簡単なプログラミングブロックを組み立てる課題をもとに、どのような順番で並べれば良いのか試行錯誤しながら課題に取り組むので、以下のような力も身につきます。

  • 発想力
  • 論理的思考力
  • 試行錯誤力

文部科学省では、小学校のプログラミング教育の狙いとして「プログラミング的思考を育む」ことが目的の1つです。Z会では、そのような小学校で求められるプログラミングの思考力を身につけられるでしょう。

料金は、月額2,420円、3カ月一括払いで6,171円です。期間・値段どちらも手頃なので「まずは試してみたい」という方にもおすすめです。

プログラミングみらい講座 with KOOV®

「プログラミングみらい講座」は、小学1〜4年生が対象の、ソニー・グローバルエデュケーションが開発したロボットプログラミング学習キットの「KOOV®」を使った体験学習です。

講座名が、リニューアルを機に「Z会プログラミング講座 みらい with ソニー・グローバルエデュケーション」から「プログラミングみらい講座 with KOOV®」に変わっています。

3D組み立てガイドを見ながら、ブロックを組み立てロボットを制作し、実際に動かしていくので楽しみながら実践的に学習できます。

受講料・キット代を含んだ料金は、以下の通りです。

ステージステージ1ステージ2ステージ3
月額料金6,200円6,400円6,400円
12カ月一括払い69,900円
(1ヶ月あたり5,825円)
65,280円
(1ヶ月あたり5,440円)
65,280円
(1ヶ月あたり5,440円)
※料金は税込

カリキュラムは3つの段階に分かれており、1ステージ1年間、計3年間でプログラミングの基礎から応用までの習得を目指します。

Z会プログラミング中学技術活用力講座

「Z会プログラミング中学技術活用力講座」は、小学5年生~中学3年生が対象の、大学入試にもつながる「情報活用能力」を身につけることを目的とした講座です。

講座は以下2つに分かれています。

  • 教科実践編
  • コンピュータ活用編

2025年1月からの大学入学共通テストでは、プログラミングを含む教科「情報」が出題予定です。

プログラミングは、大学入試や社会人になってからも必要なスキルであり、Z会では小学校高学年〜中学生のうちから、ひと足さきに基礎固めができます。

教科実践編

教科実践編は、中学生が身に付けるべき情報活用能力に焦点を当てた講座です。

テキストで情報活用の知識を学んだのち、プログラミングアプリ「VIRTUAL KOOV®」を使った実践的な学習カリキュラムで知識を定着させていきます。

3ヶ月(全3回)で完結し、月額4,114円となっています。先取りして、プログラミングの基礎を身につけたい方におすすめです。

コンピュータ活用編

コンピュータ活用編は、Raspberry Pi 400というコンピュータを使って、12ヶ月間でデジタル活用力を身につけます。

中学生に必要な内容はもちろん、高校の基礎から進んだ知識を習得し、コンピュータを実践的に活用・応用するスキルを深められます。

以下のような、さまざまなソフトウェアやプログラミング言語を使って実社会でも役立つ力を身につけます。

  • サウンド(Sonic Pi)
  • アニメーション作成(GIMP)
  • プログラミング(Scratch・Python)
  • ウェブエディタ(HTML・CSS・JavaScript)
  • データ分析(Calc・Mathematica®)

料金は月額5,500円、12カ月一括払いで56,100円です。

Raspberry Pi 400 キットが別途で17,600円かかりますが、現在キャンペーンを行なっており、10,600円で購入できます。

注意:レゴコースは2023年4月に新規申込を終了

Z会のレゴコースは、2023年4月に新規の申し込みを停止しました。

以下のプログラミングスクールでは、レゴを使ったカリキュラムが展開されています。

  • レゴ®スクール
  • ロボット教室
  • ロボットプログラミング教室

レゴを使ったプログラミング学習をさせたい方は、検討してみましょう。

他のプログラミング教室より安い?料金比較

Z会のプログラミングコースは、本当に安いのか、4つの子供向けプログラミングスクールやプログラミング教室と比べてみました。

料金は以下の通りです。

スクール名Z会Tech Kids SchoolN Code Laboヒューマンアカデミー・こどもプログラミング教室
形式オンラインオンライン・オフラインどちらも可オンラインオフライン
コース名Z会プログラミング中学技術活用力講座(教科実践編)継続学習コースネットコースベーシック1〜4コース
対象学年小学校高学年~中学3年生小学1年生~中学3年生小学5年生〜高校3年生小学校1年生~
年会費0円0円11,000円11,000円
月額料金4,114円20,900円33,000円〜
(週1回〜)
9,900円
その他費用教材費:2,200円
PCレンタル費:4,400円
教材費:月額 660円
バッグ・バインダー代:2,420円(税込)
Minecraftアカウント代
※料金は税込

ご覧の通り、Z会のプログラミングコースは、他のプログラミングスクールやプログラミング教室と比べて安価な料金設定です。

「とりあえずプログラミングをはじめてさせたい」「プログラミングを学ばせたいけど金銭的に厳しい」と考えている方にとって、有力な候補となり得るのではないでしょうか。

Z会プログラミングの悪い口コミ

Z会の悪い口コミでは、以下のような意見が見つかりました。

1.内容が物足りないと感じる子もいる

「Z会のプログラミングコースに物足りなさを感じてしまった」という不満の口コミが見られました。

通学型のプログラミング教室では個人の能力・興味関心に合わせて、オーダーメイドのカリキュラムを作成してくれるところもありますが、通信教育ではそこまでの手厚いサポートは難しいかもしれませんね。

2.ある程度大人のサポートが必要

Z会は、通信教育なので教材をもとに自主的に学ぶ必要があります。保護者がノータッチでも自主的に進められるお子さんもいれば、ある程度サポートしないと難しいお子さんもいるでしょう。

ちなみに、Z会のプログラミング講座は、保護者向けのサポートガイドが用意されているので、「プログラミングの知識が全くない!」という保護者の方でも心配ありません。

カリキュラム自体は、受講者がつまずくことのないよう段階的にステップアップできる構造になっているので安心です。

3.料金が高い

受講料はともかく、教材費が高いという意見がありました。特に「プログラミングみらい講座 with KOOV®」は、教材でロボットを使用するため、比較的高額な教材費がかかります。キャンペーンなどで教材費が安くなる場合もあるのでチェックしてみましょう。

また、Z会は12ヶ月分を一括で支払った方がお得な料金となっています。ただし、一度に大きな額を支払うのが難しい場合は、月額払いを選択しましょう。

4.無料体験ができない

Z会のプログラミング講座は無料体験ができません。ただし、無料の資料請求は可能です。資料請求をすれば、カリキュラムの内容や練習問題、プログラミングについて知るための資料がもらえるので、ぜひお気軽にご利用ください。

Z会プログラミングの良い口コミ

ここまで、悪い口コミをご紹介しましたが、良い口コミも寄せられていたのでご紹介します。

1.子供が楽しんで取り組んでいる

「子どもが楽しんで取り組んでいる」という良い口コミが多数見られました。

Z会のカリキュラムでは「できた」をどんどん増やす親しみやすいテーマであり、実際に作って動かす実務学習なので、子供の好奇心を持たせながら学習できます。

2.親が介入しなくても子供だけでどんどん進めている

悪い口コミの章で「親のサポートが必要だった」という声を紹介しましたが、サポートしなくてもどんどん自分でできるという口コミも多数見られました。

Z会では、保護者向けのサポートガイドも用意されているので安心です。

3.子供が試行錯誤しながら取り組める

「トライアンドエラーを繰り返しながら取り組めている」という満足の口コミも見られました。

Z会の教材は、子供が自分の考えを試し、改善しながら学べる仕組みとなっています。

Z会プログラミングのメリット

Z会プログラミング講座のメリットは以下の通りです。

  • 自宅でマイペースに進められる
  • 送迎が不要
  • 通学型より料金が安い

順番に見ていきましょう。

1.自宅でマイペースに進められる

オンラインで受講できるZ会プログラミング講座は、お子さんが自宅で自分の学習ペースでプログラミングを深く学べる点がメリットです。

プログラミング学習にはかなりの時間がかかります。

通学型の学校では、1つの課題を数週間かけて完成させることが一般的で、時間内に終わらなかった場合は次の週に持ち越されることもあります。

他の生徒に合わせるのが苦手な子供でも、周囲のペースに左右されずに学習を進められますよ。

「毎日少しずつ触りたい」という希望も叶えられるので

2.送迎が不要

習い事を始める上で、「送迎」は親にとって非常に重要なポイントですよね。通信教育のZ会は送り迎えの必要がなく、自宅や好きな場所で学習できます。

通塾のためにバタバタと準備をする必要もなく、時間や天候に縛られないのも大きなメリットです。

Z会なら「習い事を複数している」「仕事が忙しく送迎が負担」という方でも、無理なく続けられるのではないでしょうか。

3.通学型より料金が安い

通信教育は教室の運営費用がかからないため、その分コストが抑えられます。

具体的な金額を見てみると、他のプログラミングスクール・教室では、およそ月額10,000円が相場であるのに対し、Z会は高いコースでも6,400円です。

「料金面がネックでプログラミング教室に通わせるか悩んでいる」という方でも、始めやすい料金設定ですよね。

また、ガソリン代や交通費など通学にかかるコストもかからない点もメリットと言えるでしょう。

Z会プログラミングのデメリット

Z会プログラミング講座のデメリットは以下の通りです。

  • 子供によっては親がしっかりサポートする必要がある
  • 通学型のようにすぐ質問することができない
  • 無料体験ができない

順番に見ていきましょう。

1.子供によっては親がしっかりサポートする必要がある

Z会は通信教育なので、子供によっては親がしっかりサポートする必要があるでしょう。

学習を促す声かけをしたり、タブレットの操作をレクチャーしたり、ある程度の介入が必要な点は覚悟しておきましょう。

ただし、Z会のプログラミング講座は子供たちが段階的に進めるよう工夫されており、タブレット等の操作方法が理解できれば、自己学習が進めやすい仕組みとなっています。

また、保護者向けの「サポートガイド」にはその月の学習目標や声かけのポイントが記載されているので、プログラミング学習に関する知識のない方でも安心してサポートできますよ。

2.通学型のようにすぐ質問することができない

プログラミング教室に通学する場合、わからないことが出てきたらすぐに近くの講師に質問ができます。

一方、通信教育のZ会は、すぐ講師に相談することはできません。

ただし、わからないことがあれば問い合わせられる「Z会プログラミング事務局」が用意されています。専門のスタッフが解決までサポートしてくれるので安心です。

3.無料体験ができない

Z会では、無料体験が提供されていません。

ただし、無料の資料請求は用意されています。資料請求をすれば、お子さんの学年にあった資料と情報誌が無料でもらえますよ。

他のプログラミング教室と迷っている方も、ぜひ資料請求をしてじっくり比較・検討することをおすすめします。

Z会プログラミングはこんな人におすすめ!

Z会プログラミングは、以下のような人におすすめです。

  • 近くにプログラミング教室・ロボット教室がない人
  • 通信教育でマイペースに学習を進めたい人
  • 兄弟で取り組みたいと考えている人
  • すでに他に習い事をしている

Z会プログラミングには、短期間で学べるコースも用意されており、子供とプログラミングの相性を試すのに最適です。

最初はゲームのような楽しい学習からスタートするため、プログラミング初心者にもおすすめです。

Z会プログラミングはこんな人にはおすすめできない

一方でZ会のプログラミングが向いていない人は以下の通りです。

  • お子さんのプログラミング学習に介入する余裕がない人
  • レゴを使って学習させたい人
  • パソコンまたはタブレットを用意できない人

レンタルサービスは提供していないので、パソコンまたはタブレットを用意できない場合、受講できません。

また親が子供のサポートが難しい家庭や、先生の元で直接指導を受けさせたい方には、Z会の代わりに対面のプログラミング教室を検討することをおすすめします。

無料資料請求の手順

Z会プログラミング講座の資料請求は簡単です。まずは、公式サイトにアクセスし、ページ左側にある「資料請求」のボタンをクリックします。

入力項目は以下の通りです。

  • 受講者の名前*必須
  • 性別(任意)
  • 学年(4月時点の学年を選択)*必須
  • 保護者の名前(任意)
  • 住所*必須
  • 電話番号(任意)
  • メールアドレス*必須
  • 希望する資料(選択)*必須

2人目の入力が不要であれば「同意して確認画面へ」を押して、確認後「登録する」をクリックしたら完了です。

まとめ

小学校でプログラミング教育が必修となり、小学校のプログラミングは今後ますます必要不可欠なスキルとなってきています。

Z会のプログラミングは、小中学生向けのオンラインプログラミングスクールで、楽しみながらゲーム感覚で挑戦できるのが特徴です。

IT社会がますます進化することが予測されるため、小学生の段階からZ会プログラミング講座でプログラミングを楽しんでみることをおすすめします。

迷っている場合は、まずはお子さんに資料を見せて親子で検討してみてはいかがでしょうか?

プログラミングに興味がある小学生におすすめ

当サイト「こどもプログラミングNet」がおすすめする小学生向けプログラミング教室(2024年版)はこちらの記事で紹介しています。

無料で体験できるプログラミングスクールを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

元小学校教員が厳選!小学生向けプログラミング教室おすすめ3つ